続き

「あの夏」から10年目の今年の決勝戦は、まるで中村計さんの『勝ち過ぎた監督』の出版を祝う様な、不思議な因縁に彩られたカードになった。駒大苫小牧以来10年ぶり決勝進出、南北海道代表北海高校。勝てば香田監督に並ぶ最年少優勝監督となる33歳小針監督率いる作新学院。手前味噌ではあるが2011年以来、近い将来優勝するだろうと、毎年私的優勝候補に挙げてきた作新学院がついに決勝戦まで辿り着いたと感慨ひとしお。対する北海高校は不思議なチームだった。拙攻、エラー連発、立ち上がりがいつも危なっかしいエース大西…。終ってみれば勝っている。つまり実力があるのだ。好投手だらけで話題にのぼるのは「顔」ばかりの大西だが、ストレートは140キロ、キレのいいスライダー、クレバーなピッチングと投手偏差値はかなり高い。変な喩えだが、大西君だけプロ野球のローテションピッチャーのように、いい意味で淡々と投げていた。150キロ出して注目集めようとか、この打者を絶対打ち取ってやる!!とか、そういった余計な「力み」がないというか…。味方はかなりエラーを連発するのだが、エラーのビフォアアフターのピッチングがあまり変わらない。聖光学院戦も秀岳館戦も味方が致命的なミスをしているのに勝った。何よりも心がタフなピッチャーだった。で、決勝戦。作新学院がいつも通りの攻撃的な野球で優勝。北海高校はずっと「タイムリーファインプレー」とも云うべき「強運」で勝ち上がった。聖光学院戦も秀岳館戦も「ここで打たれたらヤバい」と云うピンチを信じられない様なファインプレーで切り抜けた。思い切りのいい守備が「売り」の北海だったが、ノーアウト満塁で決定的なミス。審判のジャッジは確かに怪しい。しかし、ミスが出たときに必ず「火消し」してきた大西君の心が遂に折れた…ように見えた。或は、作新学院の強打が大西君の「平静」すら打ち砕いてしまったか。常に、「自分たちの野球をやる」というのは簡単そうで難しい。地方大会で犠牲バントを多用しなかったと云う山梨学院高校は甲子園で見た限り、ほぼ手堅く送って来た。結果、強力打線は開花せぬまま甲子園を去った。作新学院はどうしても先制点が欲しい決勝戦ですらノーアウト1塁から強行し併殺打。流れが悪くなりそうなのに次のチャンスを同じ強行策でものにした。決してぶれることがない小針野球。それはただ送りバントをしないというだけではない、ノーアウト1塁をいかにアウトカウントを増やさずして進塁させるかを徹底的に突き詰めた小針スタイルだった。何度も失敗しながらも、恐らくいろんな関係者に散々ボロクソ云われながらも繰り返し繰り返し練習して来た「成果」である。今年のベストゲームは、その作新学院と木更津総合の一戦だろうか。作新学院は花咲徳栄と木更津総合という関東の有力校と立て続けに戦う羽目になりしっかり勝ち上がった。花咲徳栄の高橋君、木更津早川君と対戦した作新学院にしてみれば明徳義塾は与し易かったかもしれない。その高橋君、早川君と全く引けをとらない凄みがあったのは広島新庄の堀君か。去年とは見違える程よかった。特に球数が増えれば増える程に球は走った。横浜の藤平君はいいとき悪いときの差が激しいが、早川君と堀君は甲子園では常にベストピッチに近いものを出していたように思う。やっぱり甲子園は面白い。

at 14:01, 古書赤いドリル, -

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8月19日、中村計さんの新刊を読む。

甲子園はベスト4が出揃った。作新学院、秀岳館は順当。明徳は今回珍しくクジ運がよかった。どんなチームとやってもそれなりの戦いができるのが明徳義塾、つまり馬淵監督。とはいえ最近は強豪校と早めにぶつかってしまい早々に散ることが多かった。今年の春はセンバツ連覇を目指した龍谷大平安、咋夏は春夏連覇を目指していた敦賀気比、一昨年の夏は優勝した大阪桐蔭、もう少し遡れば藤浪のいた大阪桐蔭(このときは準決勝だった)、春夏連覇した興南、春準優勝夏優勝の日大三高…キリがないがそんな感じだった。今回、2回戦からの登場で相手が境高校に決まった時に少しホッとした。次戦が沖縄の高校で嫌な感じはあったが思いがけず圧勝。準々で鳴門高校だったが中野が完投。ここまですべてがうまくいっている。準決勝は作新学院。馬淵対小針。ぼくにとっては最高のカードが実現した。力は作新のほうが遥かにあるが、馬淵さんがどう食い下がるのか。走塁と守備力は互角ではないだろうか。小針監督も打撃力プラス守備力のチームを毎回作ってくる。今年もほんとうにいいチームである。もう1試合も面白い。鍛冶舎さん率いる秀岳館と平川監督の北海高校。北海高校は投手の出来次第になりそうだが、今や全国屈指の激戦区南北海道を勝ち抜いた北海高校である。僅差のゲーム展開に持ち込めたら面白い。しかし、秀岳館の打力はまだまだこんなものじゃないない気もしている。  久しぶりに南北海道のチームが優勝を狙えるところまで来た。駒大苫小牧以来ではないか。北海高校の平川監督は駒大苫小牧の監督だった香田さんと同い年でかつてしのぎを削っていた。いま、香田さんは西部ガスのコーチである。去年今年と激戦の九州地区を勝ち抜いて東京ドームに来た。今年も西部ガスを応援していたが、最後の最後で逆転負けしてしまった。東京ドーム初勝利はまたおあずけになった。香田監督率いる駒大苫小牧にぼくも熱狂したひとり。香田監督が駒大苫小牧を退職するまでの2年間ほど道スポを購読していた。鶴見大コーチに決まったとの記事を見つけて購読をやめたのだったか。それは2008年の冬だったろうか。安倍昌彦さとならんでんもっとも敬愛する野球ライターの中村計さんが分厚い一冊を出した。『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧幻の三連覇』。発売数週間前にamazonで見つけてすぐ予約、自宅に届いて既に2回読んだ。香田監督がいかに凄い監督だったか、ぼくも過去に何度かここで書いてきた。何故凄かったのか、どう凄かったのか?「凄い」の中身にとことん迫った「決定版・香田誉士史」である。そして、積年の疑問、あの日、香田監督はわざと負けたのではなかったか?という疑問にもこの一冊は答えてくれている。高校野球とは何ぞや?という問いかけにすら答えている。アメトークなどの影響もあるのだろうか、いま高校野球は盛り上がっているように思う。甲子園の入場者数が半端ない。マスコミも「BIG3」だ「BIG4」だと煽るから尚更だ。そういった「タレント」が高校野球のA面の華ならば、名監督はB面の華である。ぼくは高校野球はNHKで観る。何故なら監督インタビューがあるからだ。BS朝日(つまりABC)は選手のインタビューしかないのでつまらない。最近、ナンバーWEBの記事で中村計さんが「監督の迷言集」といった記事を書いてくれてこれが最高だった。「書いてくれて」と敢えて書く。あの馬淵さん中傷ツイッター騒動があった直後に発表された記事で、馬淵さんや聖光学院の斎藤監督のエピソードが最高である。ぼくが駒大苫小牧に惹かれて追っかけだして、その中でも最高と思われる試合は、2005年の鳴門工業戦と2006年の青森山田戦。偶然にもこの2試合は甲子園で生観戦しているのだが、衝撃を受けたブレーが鳴門工業戦で見せた岡山選手の走塁だった。このプレーを中村計さんは「このプレーには香田の思想、駒大苫小牧の練習のすべてが詰まっていた」と書いている。駒大苫小牧の魅力はバッティングと走塁、そして堅調な守りだった。その駒大苫小牧の「守備力」の本領について中村計さんは解明している。香田監督の異常なまでの「カバーリング」への執着が実に面白い。今大会、ぼくは常総学院の茨城県大会決勝における左翼手のカバーリングと送球の素早さに驚き「優勝候補」を確信したが、そういった細かい野球を追究した点で駒大苫小牧は革命的だった。ちなみに、今大会、明徳義塾も常総と同じカバーリングで得点を防いだことがあり、さすが明徳と感心した。甲子園を勝ち抜けるのはクジ運と守備力なのか。本の話に戻る。この本は駒大苫小牧の強さの秘密を解き明かしているが、それは同時に香田監督の人間像に肉迫し解剖してゆく作業でもある。また、駒大苫小牧の光と影がめまぐるしく交錯した数年間の「影」の部分についても筆をゆるめることはない。優勝と「不祥事」を繰り返した駒大苫小牧。高校野球は「悪意」と「善意」によってできている…とすら思えて来る。あの早実との決勝戦、わざと負けたのじゃないか?とぼくが疑いをもった延長戦における「スクイズ失敗」について香田監督が語った言葉とは?「100年にひとりの監督」、誰よりも「勝利」に取憑かれた青年監督の実像をあますことなく書き記した418頁、少しでも高校野球に関心があるのなら読むべきだ。普段「読むべき」と云う表現はまず使わないけれど、高校野球について語る人間があまりに多いので敢えて使ってみた。…それにしても。香田監督はこのあとどういう野球人生を歩むのだろう。鶴見大コーチ時代は鶴見大の試合結果をチェックし、西部ガスコーチになってからは都市対抗出場を楽しみに待っている。しかし、正直物足りない。やはり高校野球の監督がいいな。また、マー君と同級生であの年の副キャプテンだった本間選手は今夏の都市対抗にも出場、JR北海道の主力選手として奮闘している。駒大苫小牧から亜大に進学した本間選手、2年、3年時は試合に出れずスタンドで応援している本間選手をいつも気にしていた。スタンドの応援団(つまり控え選手)を盛り上げている姿をよく目にした。4年生の本間選手は極端に短く持ったバットで現巨人の澤村からホームランも打った。そして今年の本間選手も、まるで野球漫画かというくらい短く持ったバットで打席に立っていた。いま、日本で最もバットを短く持つ野球選手、魅力はちっとも色褪せてない。

at 23:05, 古書赤いドリル, -

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糞記事

 オリンピックの卓球、団体戦で日本はドイツに負けたが、ドイツチームは中国の難民と揶揄する書込みなどを見つけた。スポーツの世界で「帰化」は珍しいことではない。今更こういう書込みをする人間のことをわざわざ気にする必要はないのだが、ただ腹が立つ。昨年盛り上がったラグビー日本代表。日本代表が世界の強豪国と渡り合えるのも日本に移住して日本代表として頑張る外国人がいるからである。そういった選手がいるだけで、少なくともそのことによって生じる競争力が代表の力を底上げすることは間違いない。中国代表になれなかった選手がヨーロッパのいろんな國で代表となり祖国と対決、それだけで相当面白いじゃないか、とぼくなんかは思うが。ほんとうは昨日ブログにアップしようと思って結局アップしなかったネタがある。日刊SPA!というサイトで明徳義塾のことについて書かれた文章に腹が立ち、怒りに任せてその糞記事を書いた北村某というライターをボロクソに書いたのだが、こんな悪口をアップする意味がないなと、とりやめた。しかし、さっきのこと、朝日新聞公式ツイッターが馬淵監督を中傷したとの記事を読んで、自分の「怒り」を持て余してしまった。世間の『朝日新聞』バッシングの嵐のときでさえぼくはずっと『朝日』を擁護し続けて来たというのにこんな仕打ちをするのかお前らは…という絶望感。新聞記者(?)のくせに、くだらない無知のライターが書いた日刊SPA!の記事にわざわざ馬淵さんの悪口のっけて拡散するという愚挙に沸騰し、そのねっこにあるものにうんざりする。今回の場合、その「誤審」はほぼ勝敗が決していた場面で起きた。ヤフコメ見ても「監督関係ないじゃん」「明徳に関する記述と誤審は関係ない」と日刊SPA!や朝日の記者を批判するコメントは多かった。しかし、県立の境高校を善とし馬淵明徳をヒールに仕立てようというその日刊SPA!の記事と朝日の記者の根底に潜む「悪意」がぼくには許せない。その「悪意」は例えば愛ちゃんたちが戦ったドイツ代表の中国系の選手への中傷コメントなんかとも通底する。審判の誤審は高校野球の世界ではほんとうによくある。数週間前にも、創志学園と玉野光南戦に於ける審判の対応に絡めて書いたばかりだ。だから、監督は「抗議」してもいいのだ。あのときは境高校の監督がもっと抗議してもよかった。いつだったか、横浜高校の渡辺監督が猛然と抗議をしているのを見た。百戦錬磨の監督ならばそれもできようが境高校の監督は伝令を使って審判に質問に行くことすらできなかった。謙虚すぎると思った。高野連は圧力団体に等しい。明徳は出場辞退を強要されたこともある。今回、常葉菊川の森下監督が他校にトラバーユするから甲子園では指揮しないと表明したら問題になり結果的に高野連からの指導によって森下監督の「契約」は変更を迫られた。これだっておかしな話だ。私立の一監督の「契約」にまで口を挟むなんて。高野連と朝日新聞が作り上げる「高校野球サンクチュアリ」からはみ出してしまう馬淵監督はつねにヒールを強いられる。そんな尻馬に乗っかった日刊SPA!の記事がほんとうに許せなかった。しかもその記事は週刊朝日の増刊号に掲載された情報を下敷きにして作られた一切取材してもない糞記事だったから尚更だ。自分にとって都合のよいところしか見ない人たち、例えば佑ちゃんやマー君を県外留学生球児と揶揄する人はあまりいなかった。松坂を県外留学生と中傷する人もいなかったと思う。審判の誤審に一切関係ないことをわかっていながら悪意の尻馬に乗って誹謗を繰り返す連中との戦いはいつまで続くのだろう。ずっとか。明日、明徳の対戦相手は沖縄県立嘉手納高校、また、日刊SPA!は糞記事載せるか。

at 21:01, 古書赤いドリル, -

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昨日の結果より

 相変わらず野球漬けの日々である。高校野球とプロ野球、ハードディスクの整理が大変。ここ数日は女子プロボウリングに戦争関係のドキュメンタリー番組、闇金ウシジマくんなどの録画もあるので毎日の整理が尚のこと欠かせない。今日は第三試合の東邦対光星学院が凄い展開になった。東邦は愛知県大会の大一番、享栄高校戦でサヨナラを演じている。ずっとネットでチェックしていて9回表の時点で2対1で負けてたから、藤嶋君最後の夏は甲子園で観れないかなと諦めてたら、画面更新、サヨナラ勝ち。試合を観ていた訳ではないけれどこのチームはこういうことができるチームなんだなと思った。なので今日の最終回も4点差だけどちょっとワクワクしていたのだ。なにせ選手のテンションがやたらと高い。往年の駒大苫小牧がこうだった。駒大苫小牧の初優勝のとき、済美の上甲監督が試合後「球場全体が駒大苫小牧を応援しばじめてきつかった」というようなことをコメントしたいと記憶している。ぼくもその翌々年の夏、鳴門工業戦の大逆転劇で駒大苫小牧が球場を支配するのを目撃した。早実との決勝戦ではその「空気」は早実の味方についたらしいから、「空気」は厄介である。で、今日は第1試合に三重県勢、第2試合に岐阜県勢、第3試合に愛知県勢と東海地方の代表校の試合がセットされていたため、恐らく観客席はどちらかと云えば「東邦」寄りになる素地があったと想像する。光星学院の投手の球は吸い込まれるように甘くなり…セーフティリードと思われた4点すらあっという間に追いつかれた。藤嶋君が凡フライに終ってからの逆転劇は見事。球場の雰囲気もあったけれど、東邦のチーム力、逆転劇を生む底力があるチームであることは間違いない。今大会、個人的には常総学院が優勝候補最右翼とにらんでいる。それは茨城県大会の決勝戦、ポスト中田翔と評される明秀日立の細川君を完璧に抑えた鈴木君も凄いと思ったが、キャッチャーの三塁への悪送球で「同点か!?」と思われた次の瞬間、レフトが既に三塁線上におり完璧なバックホームで本塁タッチアウトにしたのに驚いた。バックアップの隙のなさ、返球の完璧さ、試合後のキャプテンの優勝インタビュー、今年は常総か?と思わずにはいられなかったのである。神奈川県大会の横浜も3試合くらいテレビで観たが、いつもの横浜高校だった。個々の選手能力は群を抜いている。しかし、今日は履正社に敗れた。優勝候補対決の言葉に文句はないけれど、次戦の履正社の相手が常総学院に決まり、個人的にはここが今夏の常総の本領を推し量る絶好のチャンスと思っている。横浜高校がまったく捉えられなかった寺島君、常総打線だったらどう攻略するだろう?かなり興味深いです。作新学院、花咲徳栄と常総学院、東邦、秀岳館…全チーム観たなかではこのあたりが上位を狙えそうな気がするが、打線の破壊力では盛岡大付が横綱。まあ、夏の甲子園はそんな予想も殆ど意味がないので明日からも見守るのみ。

at 12:10, 古書赤いドリル, -

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劣化のリニア

 またしても、安倍チルドレンの犯罪である。ビューティフルジャパン!!!植松の殺害後のメッセージは、安倍の謳う「美しい国日本」に呼応したものである。安倍の打ち出した「1億総活躍」からはみ出さざるを得ない存在、「日本国」に貢献できない存在を排除するのが植松なりの安倍政権への「アンサー」だった。犯罪は社会を写す鏡、という言葉をあらためて再確認する。  

 

 

 都知事選、小池圧勝。鳥越3位。まあそうだろうな、と思う。石田純一のほうがまだマシだったかも。「都政を取り戻す」という酷いキャッチを見た時点で負けを確信(奇しくも桜井とほぼ同じキャッチコピーだったことには失笑した)。「女性スキャンダル」なんか勝敗の行方を全く左右してない。民進党の一部は野党協力を疑問視し、共産党を「毒まんじゅう」呼ばわりしているようだが、「毒まんじゅう」はむしろ民進党だ。民進党は民進党の中に巣食う「安倍シンパ」と訣別して「一兵卒」から出直した方がいい。今回の都知事選で気になっていたのは桜井の「順位」。下手したら4位に入るのじゃないか?結果は上杉隆に次ぐ5位。上杉隆に負けた点はホッとしたが、得票数は10万オーバー。鳥越さんが130万くらいとして13分の1。「ヘイトスピーチ」をそのまま「選挙公約」に置き換えて10万票。奴らの主張によれば、自分たちは「弱者」で在日朝鮮人や中国人によって我々は苦しめられることになっている。「弱者」と「強者」の転換。これは植松にも通じている。植松は「重度障害者の世話が大変で苦しんでいる人がいる。その苦しみから解放するために重度障害者を殺す」というもの。植松は障害者を「弱者」として認識できなくなっていたと推測する。在特会に代表される最近の「愛国」系団体も「これ」、「弱者」は自分たち、搾取しているのは海外の「被生活保護者」だ…みたいな。この構図、今回の都知事選の発端になった舛添バッシングにも透けて見える。舛添の数十万(積み重なればもっとあるだろうけど)のホテル宿泊費や書籍購入費には敏感なのに、安倍が打ち出している何兆円何十兆円の無駄遣い「リニア」には妙に鈍感だったりする。「リニア」はどう考えてもいらない。たぶん完成しないだろう。一時的にゼネコンやJR東海が潤うだけじゃないか?予め「トマソン」化を宿命められた建造物。「強者」と「弱者」を見定められない鈍感さ、本来の「敵」や眞の「危機」を察知できない思考の鈍化、退廃。それは例えば「ヘイトスピーチ」を「表現の自由が侵される危険がある」と主張してしまう愚鈍ぶりとも通底する。「表現の自由」と「人としてNG 」の境目くらいはわかるだろう、と思うのだが、そういった感覚すら劣化の一途を辿っている。この加速化する「劣化」「鈍化」の行き着く先は何処?

at 07:57, 古書赤いドリル, -

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久しぶりにワクワクしている。

 夏の甲子園出場校が出揃う。ネットの記事で「今年は予選で波乱が多い」というものがあった。東海大相模、花巻東、早実、敦賀気比、大阪桐蔭が負けた云々。いやいや、毎年こんなものだろうと思う。例えばその記事に列挙された上記の高校について。この10年間の甲子園出場回数、東海大相模3回、花巻東6回、早実3回、敦賀気比3回、大阪桐蔭6回。常連と呼べるのは花巻東と大阪桐蔭くらいのもの。岩手代表は盛岡大付で、この数年岩手は花巻東と盛岡大付がテレコで出ていることからある意味順当な結果。大阪だって今年は履正社が最優勝候補で圧勝で勝ち上がったことから、こちらもむしろ波乱がなかったと云うべきか。西東京の八王子初優勝はニュースだが、八王子高校は強豪校だから不思議ではない。全国見渡して「おおっ」と驚いたのは山梨。好投手と強力打線の東海大甲府を決勝戦でも簡単にねじ伏せた山梨学院大付。清峰高校の吉田監督が母校の付属校の指揮を執ってから3年、ついに夏の甲子園デビュー(センバツは1回ある)。強力打線がどれほどのものかワクワクしている。履正社の寺島、創志学園の高田、花咲徳栄の高橋、木更津総合の早川、作新学院の今井など好投手がいっぱい。昨日、横浜と東邦の出場が決まりまさに「役者は揃った」。横浜は強烈なタレント軍団。藤平も凄いが左腕の石川も凄い。2年生の清宮世代の増田もとんでもない逸材。慶應の正木も2年生だし、神奈川は来年も屈指のタレント王国である。東邦の藤嶋はキャラ的にナンバーワンだ。その他、広島新庄の堀、近江の京山、常総学院の鈴木など、今年は本当にスター候補生が目白押し。久しぶりに全試合録画しようと思ってる程期待値が高い。もちろん、明徳義塾の優勝を願っている。今年も例年通り小粒の明徳が強豪校とどんな戦いをするか、馬淵監督の采配はほんとうに楽しみなのだが、今年の顔ぶれを見ると勝ち上がってゆくのは難しいかも。ずっと応援している小針監督の作新学院、福島聖光学院の上位進出にも大いに期待している。

at 10:28, 古書赤いドリル, -

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東京報告会

 最近、ニュースの風化が一段と速くなったような気がしている。今日は都知事選だが、そもそもの発端を忘れかけている。舛添さん、いまはひっそりと何処かでヤフオクやってんのかな…。今回の都知事立候補メンバーがひどすぎて、つくづく舛添さんの方がまだよかったと思ってる人は少なくないのじゃないだろうか。まあ、誰でもいいが、桜井だけは絶対NGだが、小池も正直嫌だけど、都知事なんかいなくても都政はまわるわけで、まあ小池対増田の一騎打ちになるのでしょうか。このあと投票に行く。  

 

 

 今日は水族館劇場の芸濃町公演の東京報告会第二夜@古本遊戯流浪堂さん。昨夜は南青山で開催されたのだが、示唆に富んだ話が多く非常に面白かった。エコノミークラス症候群寸前、3時間の体育座りは苦行だったけど。藤田直哉さんという若い作家がトークショーに出席していて、藤田さんの切れ味の鋭い言葉の数々が水族館劇場の特異性や現在のポジジョンをあぶり出していたように思う。今夜はぼくと同じ南部支部の古本屋である流浪堂さんで行われ、ぼくも「芸濃町公演の感想」を喋ります。注目は翠羅臼さんが登壇されること。曲馬館の翠さんと桃山さんのトークセッションはどんな展開に、どんな結語を迎えるのか。

 

 

 

at 12:47, 古書赤いドリル, -

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スピーチ

 都市対抗はトヨタ自動車が初優勝。トヨタは日本選手権ではちょくちょく優勝しているのに何故か都市対抗での優勝がなく、やっと黒獅子旗を獲った。驚くべきは日立が初の決勝進出だったこと。破壊力のある打線も決勝ではトヨタ佐竹の前に沈黙、大応援団の手前2〜3点は取らせてあげたかった。トヨタの1、2番が亜大の藤岡北村だったため、ずっとトヨタを応援していた。藤岡は来年行けるかもしれない。外野へのコンバートが奏功。日立の田中広輔弟の俊太もよかった。JR北海道では亜大出身の本間が頑張っていた。打席での構えが最高。記憶に残り続ける選手だと思う。チームとしては西濃運輸のベンチが印象的。山形のきらやか銀行が大善戦。HONDA鈴鹿では中村毅がらしさを発揮していた。HONDA熊本では浜岡と今村が相変わらず頑張っていた。亜大出身選手を追っかけて全試合録画観戦した。もちろん東京ドームに来られなかった選手がいっぱいいる。中田亮二は補強選手として王子にスタメン出場していたが活躍できなかった。  

 

 

 それにしても優勝したときの佐竹の挨拶が素晴らし過ぎて感動。これだけの選手、プロ入りしていたとしてもそれなりに活躍はしていただろうに。少なくとも後輩佑ちゃんよりは。いろいろあったんだろうな、と思う。佐竹の将来が楽しみだ。トヨタの監督、早稲田の監督、日本代表監督、いろんな選択肢がありそう。トヨタの役員すらあるのじゃないか。

at 21:45, 古書赤いドリル, -

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ベストテン

2016年、今年の地方大会ぼくの10大ニュース。

 

 

1. 岡山大会決勝のミスジャッジ。ニュース映像を見ると明らかにファウルだった。1塁塁審は自信なさげにアウトのジャッジをしている。恐らく1塁塁審も「ファウルかな?」と思っていたはず。しかし歓喜の玉野光南ナインの輪に割って入るのが気が引けたか。もし、創志学園のバッターがアピールしなかったらそのままゲームセット。玉野光南の甲子園出場が決まっていた。打者が必死に審判に訴えて、何故か審判団は数分間も協議をする、そしてファウルで再開。玉野光南の選手たちは「甲子園が決まった」と大喜びしたあとに、いちどは整列までしたのに、もういちど守備位置について「仕切り直し」。涙を流しながら審判の協議を見守っていた選手がヒットを打って、そこから逆転。創志学園の甲子園が決まる。高校野球に於いて誤審はつきものだ。もう少し気軽に審判にアピールできる雰囲気を作るべきだろう。高校野球はミスジャッジがこんなにも多いのに、選手や監督は黙ってろと云わんばかりの、「審判絶対」主義が罷り通っていることこそが問題。「絶対」として存在しなきゃいけないというプレッシャーが、今回のように審判員を硬直させ「どうしていいかわからない」とまごつかせてしまうのだ。

 

 

2. 高知大会で高知高校と土佐高校が準々決勝で敗退の大波乱。高知大会は全国屈指の「鉄板」トーナメント。高知高校と明徳義塾がほぼ毎年決勝で対戦する。強豪ベスト3校のうち2校が準々決勝で負けるとは。

 

 

3. 関東一高、2球でサヨナラ。修徳戦。1球目で同点ホームラン。2球目で逆転ホームラン。こんなの聞いたことない。

 

 

4. 広島大会。長身左腕を擁した広陵が久々に来そうな予感があったが如水館に10対0で敗戦。今年の如水館はかなり強いなと思ってたら決勝で広島新庄にやられた。迫田兄弟が相変わらず広島の野球シーンを引っ張っている。

 

 

5. ぼくのサラリーマン時代、最も仲のよかった広告代理店の友人の母校八王子高校が清宮早実に勝った。そして遂に八王子高校が甲子園出場!

 

 

6. 花咲徳栄の橋昂也が凄すぎる。埼玉大会を無失点で駆け上がった。奪三振率も驚異的、今秋のドラ1は固い。

 

 

7. 報徳学園が市立尼崎に負けた。今年も永田監督の野球を甲子園で観れないのがとても残念。

 

 

8. 福島聖光学院夏10連覇。ちょうど携帯で中継を観はじめた8回裏、2点差で負けていたのだが、一気に逆転。今までも何度も福島大会で奇跡の逆転劇を演じている聖光学院が今年も甲子園出場。斎藤監督の作るチームいつもスビリチュアルだ。

 

 

9. 慶應の正木という2年生がヤバい。清宮世代。東海大相模との準々決勝で2本の特大ホームラン。上田監督勇退後初の甲子園なるか?

 

 

10. 明徳義塾優勝!今夏も馬淵監督に会える。

at 16:26, 古書赤いドリル, -

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Deadlock

 先週末の五反田は予想通りワーストに近い売上だった。ほぼ何の準備もせず、新ネタもほぼ投入せず望んだ。撤収後、自転車での帰路が気持ちよかった。CANの「Deadlock」、wedanceの「Ready?」、花電車、ゆらゆら帝国などを聴きながら。最近、花電車の初期2枚のアルバムの数曲をちょくちょく聴いているが、花電車はいまも全く色褪せてない。帰宅したらオールスターがちょうど終ったところだった。麦とホップを2本呑んだ。  

 

 

 次の即売会は城北展で8月5日と6日。ずいぶん空くので嬉しい。都市対抗がはじまったので、日中はずっと都市対抗を観ながらネット作業&梱包。時々高校野球を観たり。日曜日までは日米大学野球もあり、2台のハードディスクをフル活用。日米大学野球では、日本選手の打てなさ加減が際立っていた。それでも3勝2敗でかろうじて優勝。アメリカチームはほぼ2年生、それくらいのハンデでやっといい勝負ができている感じ。投手力は互角だったろう。身長170センチそこそこの立教の田村、報徳学園の1年生のときの愛らしさの面影なく、むき出しの闘志で投げ込むストレートは魅力的だった。日ハムの谷元のようなリリーバーになれる可能性を秘めていると思う。東大の宮台もいままでの高学歴投手よりワンランク上の能力がある。体格で見劣りするが、その分伸びしろがあるわけで、当然来年のドラフト候補になるだろう。今年の1番人気は創価大田中だと言い続けて来たが、田中の故障によって混沌としてきた。東ガス山岡、明大柳、桜美林佐々木、中京学院吉川…あたりも複数の指名が入るだろうし。カープは当然山岡だとは思うが、明治の柳もいいなあと最近は思っている。なにせ今年は野村が素晴らしい活躍をしているので明治の柳が欲しくなってきている。阪神は吉川か。日大の京田も魅力的だがバッティングは時間がかかりそう。阪神はポスト鳥谷をどうにかしなきゃヤバいだろう。老婆心ながら。  

 

 

 いま、夜はほぼカープの試合を観ている。一昨夜は新井のサヨナラホームランに歓喜し、昨日はドラゴンズ大野をまさかのノックアウト。こんなに強いカープはファン歴40年だけどちょっと記憶にない。もっとも昔のことは殆ど覚えてないけれど。打線の破壊力と守備力が際立っている。新井の攻守における活躍がカープに安定した強さをもたらしている。最近の新井は山田哲人より「怖い」かもしれない。昨年からアベレージは残しつつ大きいのはあまりなく、年齢的に仕方ないとホームランは期待してなかったのが、ここにきてホームランを量産していて、しかも「ここで打って!」と願っていると必ず打ってくれる。優勝したらMVPは100%新井だろう。  

 

 

 参院選の敗北、秋葉原事件を模した様なニースの惨劇、トルコのクーデターなど暗澹たるニュースの洪水に抗するようなカープの快進撃。今夜も試合開始が待ち遠しい。今夜は大瀬良の今季初登板。

at 07:40, 古書赤いドリル, -

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