交流戦も残り5試合

 カープの交流戦での優勝を密かに期待しているのだが。残り5試合を全勝すれば優勝は間違いない。それはつまりソフトバンクをスイープすることを意味する。オリックスも。残り5試合はマツダなので淡い期待をしている。巨人が13連敗。由伸監督があまりに淡々としているので色々言われていたが、由伸は昔からずっとあんな感じだ。鳥谷と同じ、表情は淡々としていてもプレースタイルはアグレッシブ。由伸の外野守備は迫力あった。打撃は天才的。野球でこれだけ辛い思いをしたのは初めてなんじゃなかろうか、と同情した。巨人の弱体化の原因はここ数年のドラフト戦略の失敗だろう。昔のスター1本釣りの頃はまだ良かった。ここ数年は独自路線が裏目に出ている。ここ数年でのめぼしい成功は広島新庄の田口くらいだろう。2014年の1位の岡本、2015年1位の桜井、2016年1位の吉川、誰もほぼ活躍していない。吉川は外れ外れ1位だし、さらには1年目だから大目に見たいところだが、吉川と代表で一緒だった京田はドラゴンズで大活躍している。京田は日大時代に数回見たけど、バッティングでもっと苦労すると思っていた。最大の魅力は守備位置につく時の全力疾走。亜大の選手がチンタラしているように映るくらい。そのスピードスターぶりがドラゴンズにはまった。東都出身の野手がパッとしない中で、京田の活躍は嬉しい。当時、立命の桜井を単独指名したことにも驚いたが、重信を2位指名したことにはさらに驚いた。重信は1軍にこそいるが打率は1割台。長野の不調でチャンスを貰いつつ、なかなかものにできてない。重信の同級生の茂木は楽天3位である。今、12球団で最も怖いバッターのひとりが茂木だ。同じ早稲田で何故茂木に行かなかったか。坂本と二遊間組める可能性もあった。セカンドは巨人最大のウィークポイント。しかも、茂木は由伸の後輩。2015年ドラフト5位で慶應の山本を獲得しているが、レギュラーには遠い。2011年の1位の松本は既に退団。菅野のようなコネ入団はさておき、かろうじて活躍しているのは高木京介、でも賭博。一岡は活躍しているが他球団で。最近では小林捕手と戸根くらい。小林も微妙である。社会人出身のドラ1であればもう少し・・・、DNAの戸柱ほども活躍してない気がする。惨憺たるここ数年間のドラフト戦略の失敗、育成以前の問題のような気がする。プロ野球チームの強さは編成の能力によるところが大きい。カープも自由獲得枠かつ独自のドラフト戦略でかなり辛酸をなめた。最近のカープは臆せず目玉に挑んでいるのが嬉しい。日ハムやソフトバンクは、スターを確保しつつ(もちろんクジ運もある)、生え抜き選手をバンバン育てている。それが理想だ。なので、清宮だってアリだと思う。おそらく清宮には行かないと思うけど、その年の「一番」を獲りに行くのは悪いことではない。ただ、オリックスの山岡は勿体なかったなーと思う。地元だけに。

at 13:58, 古書赤いドリル, -

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「The Hand That Holds The Truth」と狼のこと

 五反田遊古会が終わって帰宅、カープの九里は8回無失点の好投。今年、亜大からカープに入団した二人の投手、九里と薮田が活躍しているのが嬉しい。二人とも真面目で懸命なところが似ていて、かつ、いかにも亜大っぽい選手なので尚応援したくなる。この二人、高校も同じ、岡山理大府だ。岡山理大府→亜大ルートは強力で、この数年間で同ルートのNPB選手はソフトバンクの高田も含めて3人。この10年間で岡山理大府が甲子園に出場したのは2007年の1回のみなのに。そして来年間違いなくドラフト候補になるであろう亜大3年の頓宮裕真もまた岡山理大府出身のキャッチャーである。この春は満票で東都ベストナイン。来年のドラフト上位候補は間違いないだろう。全国屈指の激戦区岡山県ではなかなか勝ち抜けない岡山理大府だが、プロ野球選手を続々誕生させている…、ぼくの知っている加計学園の情報はこれが全て。安倍晋三のお友だちの学校であることを知ったのは今年になってからだ。森友で1発レッドカードと思いきやファウルすら取られず、プレイ続行。で、燻ってた加計学園問題が再びスポットライトを浴びる。今更証拠なんて出てくるはずもないと思った。内部告発、誰かの裏切り以外突破口はないと思っていたら、出た、裏切り者が。前事務次官。ところが、安倍政権はついこの間まで事務次官だった人間の証言すらなかったことにしようとしている。出会い系バーに通う悪い官僚の云うことは信用できないとまるで相手にしない。そこで「いじめ」があったことは誰もが知ってるけど見て見ぬふりをする、構造的にはそれと全く変わらない。お友達の為に様々な障壁を取り除きルールを改正、お膳立て、融通してあげたことが、依怙贔屓がなぜいけないのか、安倍の顔はそう言いたげだ。ここは俺の国だ、俺がルールブックなんだ、と。ロッキードの時代だったら、国民は憤怒に突き動かされただろう。今は、加計学園が獣医学部を作ろうがどうしようか誰も気にしない。安倍がやっていることは本質的に朴槿恵元大統領が弾劾された理由とそんなには変わらないが、この国は韓国よりもはるかに民度が低いため、安倍のモラルのなさを気にしない。菅官房長官が「いじめっ子」仲間の嘘をフォローしているのに、それが明らかな嘘の上塗りだとみんなわかっているのに呆けて見ているだけ。いつからこの国はこんなにもモラルを失ってしまったのか。ヘイトスピーチが町に垂れ流され始めた頃から、何かが取っ払われた。国会議員もめちゃくちゃなことを平気で口にするようになった。一昔前なら「クビ」になったであろう失言もあまりに頻繁な為か、ちょっとした失言では「命取り」にならない。例えば森友でも加計でも、書類がない記録がない記憶がないと、精緻な嘘をつく努力すらせず、幼児の言い訳のような言い訳が国会を罷り通り、世間を罷り通り、我々もそれを結果的に許してしまっている。安倍の強さの秘密が最近やっとわかってきた。それは圧倒的なモラルのなさだ。安倍のなりふり構わない、平気でその場限りの嘘をつける「モラルのなさ」と云う武器の前で、小さなモラルにしがみついている一群はいかにも無力である。  

 

 

 その日、ネットニュースに二つの訃報が伝えられた。ちょうど同じ頃だ。自民党に復党したばかりの与謝野馨と、東アジア反日武装戦線の大道寺将司である。浴田由紀子さんが釈放したばかりである。体調不良は何年も前から伝えられていた。それでもここ数年は辺見庸さんの跋文とセットで何冊もの句集を出しており、その存在感は際立っていたし、相変わらず連赤に比べて「東アジア〜」は人気があったし、その訃報には少なからずのショックを受けた。  

 

 

 与謝野馨と大道寺将司に何かの接点がないかちょっと調べてみたがわからなかった。晩年に声を失った保守系の政治家と、日本帝国主義と戦い続けた死刑囚と。  

 

 

 大道寺あや子は何処かで生きているのだろう。生きていて欲しいと思う。異国の空の下で、将司の死を彼女は聞いた。そう思いたい。1975年の5月19日に逮捕されてから42年、1977年に超法規的措置によってあや子が出国してから40年、二人は会ってない(はずだ)。

 

 

 テロ等準備罪が参院で成立されるのを目前に控え、大坂容疑者と思しき中核派の一人が拘留されたままである。子どもの頃から目に親しんだあの手配書の大坂正明なのだろうか、本当に。渋谷暴動から46年。46年間も別人で生きてきたはずである。テロ等準備罪にリアリティを吹き込むためにも奴らは必死になって「大坂と思しき男」の本人化を図るだろう。黙秘の男性は本当に大坂容疑者なのか。仮に大坂容疑者だとして、指名手配されてからの46年をどう生きてきたのだろう。警察に手配されながら、最も激しい内ゲバの時代を生き抜いた。名乗った名前もきっと一つや二つではない。仮に黙秘の男が大坂容疑者だったとしても、今さら逮捕の必要性はない、それよりも空白の日々について語って欲しいと思う。少なくとも、与党が無理矢理成立を目論むテロ等準備罪のパーツになることを望まない。  

 

 

 連日北朝鮮がミサイルを発射している。その意図を誰もが図りかねている。安倍がピンチになると北はミサイルを発射する。安倍と金正恩は通じているのではないか、と妄想してみる。北のミサイルも、世界のどこかで毎日のように破裂している爆弾の一つ一つが政権にいいように利用されて、ますます自分はこの国を、「ここ」を遠く感じている。正確に云えば、憎悪を募らせるばかりであり、その憎悪を持て余している。  

 

 

 大道寺将司の死と大阪府警に拘留されたままの誰かと、総理の意向文書の波紋などについて思いを巡らせていた頃、石神井書林さんより一冊の本が届いた。『ぽかん』と云う小さな雑誌で、石神井さんの文章が載っていた。「千代田区猿楽町1-2-4(其の四)」と云うタイトルの文章のなかで石神井さんは書いていた、1974年のあの日のことを。永福町のカレー屋で、三菱重工ビル爆破を知った日のことを。爆破予告の電話に三菱重工がまともに対応しなかったせいもあり、8人もの死者と多数の怪我人が出た。「たまたまその日、三菱重工のビルの前を歩いていただけで強いられた死は、それを実行した人たちが掲げる正義や倫理とどんな関係があるのか。関係を強いた果てと、関係を取り払った果てと、この二つの出来事は両極のようにみえた」。「関係を強いた果て」とは連赤の同志殺人を指す。狼たちに殺人の意図はなかったにしろ、帝国主義的企業犯罪者への鉄槌として仕掛けられた爆弾はたまたまオフィス街を歩いていた「無関係」の人々を殺戮した。連赤指導部は、ものすごく単純化して云えば、革命戦士として相応しくない人間を淘汰した。しかし、そこにいる誰も「革命戦士」がどんな人間か知らなかったので小さな瑕疵をターゲットにして非難をぶつけ、結果的に殺した。共産主義革命のために同志殺人に至った彼らの「果て」と、戦後30年変わらぬ日帝の植民地主義に憤っていた彼らの「果て」と、ひとつの雑誌とそれを作り続けてきた人間の「果て」と、その人間と自分(石神井さん)の関係性の「果て」が石神井さんのなかで激しく交錯している様がみえてぼくはうたれた。自身の倫理を貫き、アイヌ差別、朝鮮人強制連行、東アジアの環境破壊といった植民地主義を清算しない連中への闘争の道筋で「無関係」の市民を巻き添えにし、結果その8人の死にずっと向き合って獄中で生きてきた大道寺将司のことを思うとき、塗り固められた嘘に胡座をかく政府の要人の「倫理性」について考えるとき、「果て」の有様を裁く資格を有するものなどいるのだろうかと、何度でも絶望するのである。  

 

 

 ここのところMONOの『Rays of Darkness』というアルバムに収められた「The Hand That Holds The Truth」を延々繰り返し聴いている。この曲をいま聞くことができてよかった、つくづくそう思った。高校時代の友人の健ちゃんならきっとこう云うだろう、「相変わらず那須くんはこう云う曲が好きなんだね」と。MONOは徹底的に生と死について歌っているインストバンドだ。どんな人たちがやってるのか全く知らない。知らないけれど、このひとたちは「言葉をつかわずに」ひたすら生と死について「歌っている」ようにぼくには思える。ここ数週間、この国や世界で起きているいくつもの出来事について考えるとき、ぼくの頭のなかでは常にMONOが鳴り響いていた。これを書いている今も。石神井さんの文章を読んでいたら、やはりMONOが聞こえてきた。  

 

 

 水族館劇場の機関紙『FISHBONE』の66号で桃山さんが書いていた一行の文章が忘れられず、今、こんな時代にあって、これ以上悲しくまた心踊らせる「檄文」はないように思った。「政治的な絶望が深ければ深いほどみはてぬ夢にまどろみつづける芝居者でありたいと考えている」。芝居者を古本屋に置き換えて誦んじてみる。

at 09:31, 古書赤いドリル, -

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赤い誘蛾灯

 水族館劇場の10日間の公演中、たくさんの古本屋と出会った。遭遇した。こんなにたくさんの古本屋を吸い寄せる水族館劇場、桃山さんの古本屋オルグ力は凄い。一体何人の同業者と出会ったか、一応まとめておこうと思う。  

 

 

 往来座の瀬戸さん! 瀬戸さんとはたまに市場で偶然会うくらいで、市場で会うことも年に数回の瀬戸さんに花園神社で会えたのは嬉しかった。同じ頃、開業した信天翁さん。一緒に観た石神井書林さん、月の輪書林さん、股旅堂さん、DIG OUR SOULさん。もちろん、流浪堂さん。秋桜書店さん。古書ほうろうさん。九州の西海洞書店さん。ぼくが出会っただけでもこれだけいる。古本屋誘蛾灯としての水族館劇場。桃山さんの古本屋戦略は他の劇団には絶対真似できないものだと思う。  

 

 

 それにしても、古書ほうろうさんや流浪堂さんなど素晴らしい店舗がある古本屋と比して、「あの古本屋を自称している赤いドリルというやつは一体何を売って商売しているのだろう?」と水族館の人たちもきっと不思議に思っていることだろう。

at 21:54, 古書赤いドリル, -

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赤いサラメシ

 職安通りをクルマや自転車で通るたびに気になる店がある。「東京赤い屋台」。ぼくが云うのもなんだが、変な名前だ。24時間営業の韓国料理店。なんでこんな店名にしたのだろう。無性に親近感が湧く。まだ入ったことはない。昔ならいざ知らず、最近では夜中や明け方に韓国料理屋を探すような機会がない。いちど入ってみたいと思いつつ、もう2年くらいになる。  

 

 

 昨日は花園神社をあとにして、自転車で帰宅後、冷凍ミートソースをチンしている間にソファで気を失っていた。麦とホップを開けて、録画していた広島ヤクルト戦を再生し、得点シーンを探している間に寝ていたようだ。缶ビールは半分以上残っていて、電子レンジのミートソースは冷えていた。ヤフオクのチェックをしてから布団に横たわる。  

 

 

 本の散歩展が終わってから、いや、ここのところがずっと、今月が勝負と自分に言い聞かせながらしのいできた。今週末の城北展で展覧会確変シーズンは終了。水族館劇場花園神社公演の思い出として、本の散歩展翌日からの1週間を書き留めておこうと思う。  

 

 4月16日の日曜日、本の散歩展は月の輪書林さんの会、ぼくも副会長として心の持ちようが違う。翌日はドッと疲れるが、とにかく当選品の梱包発送を急ぐ。夕方から花園神社。三軒茶屋の郵便局から帰ってくると千代次さんからメールが入っていた。17時過ぎに行きます、と返信。初夏のような気候。Tシャツ1枚で自転車を漕ぐ。中原さんから「仕事」内容の伝授。客入れ「下手」担当。楽屋でゴハンを頂く。毎日、「ゴハン食べて」と中原さんやファニーさんや千代次さんに声を掛けて貰ったが、食べたり食べなかったり。これ、水族館劇場の「サラメシ」として、NHKで特集してほしいと今更思っている。次回公演のときはぜったいNHKは取材に来るべきだ。日曜日は高校時代のノイズ仲間の健ちゃんが観にきてくれていて感動。ぼくのブログで公演を知り、来てくれたとのこと。昔、健ちゃんに第三エロチカを猛烈に押し売りして一緒に観に行ったことなど懐かしく思い出す。劇団を作りたいとよく健ちゃんに語っていたが、劇団作るどころか芝居のことなどすっかり忘れて物欲の権化として生きた20代から30代半ば。反省してます。夜、公演終了、打ち上げが始まったので帰る。自転車の後輪がパンク。参った。仕方なく押して帰る。しかし、自転車押して帰ったら1時間半。帰ってから仕事もある。パンクした自転車にまたがり、無理やり漕ぐ。笹塚付近で完全に止まった。有料駐輪場にとめて笹塚より歩いて帰った。  

 

 

 4月17日の月曜日、梱包発送。市場は断念し、早めに家を出て笹塚に向かう。パンクした自転車を出庫し、近くの自転車屋に修理を依頼。幸い30分で治ったので、再び駐輪場に停める。今夜は雨なので一晩寝かせることにした。笹塚からは新宿三丁目まで1本であることに改めて気づいた。花園入り。雨が降ってきた。今夜は馬込さんと一緒に観る予定だったが、ぼくは客入れ終わったあとそのまま最前列の端っこで観た。日曜日は前芝居しか観てなかったので、やっと通しで満喫。終演後、椎野礼仁さんと馬込さんと3人で呑む。坂東国男書簡の顛末など。電車で帰宅。  

 

 

 4月18日の火曜日、出勤まで仕事。16時頃電車で新宿へ。花園。本日も客入れ後観劇。前芝居かせお客さんが湧く。8日間連続して前芝居を観たが、何度観ても、秋浜さんが演じる大黒天登場シーンはゾクッとした。かっこいい。風車の上に立つ秋浜さんと劇場のてっぺんから顔を出したファニーさんとの「空中戦」は初っ端の見せ場。

 

 

 

 

 

 

 幕間のビールがものすごい勢いで売れていた。お客さんのトイレ、この日が一番多かった。終演後、皆が飲んでいるお店に合流。帰り、笹塚で自転車をピックアップ。  

 

 

 4月19日の水曜日、昼から神田、資料会。しかし特に買うものがなくてすぐ終わってしまい、一旦帰宅し2時間仕事してから自転車で花園入り。今日は客入れ後、「早退」。仕事。  

 

 

 4月20日の木曜日、日昼は仕事、17時頃花園。流浪堂さんと話す。平日なのに超満員。打ち上げの途中で帰宅。帰路、いつもアタマの中では大黒天登場シーンの音楽がリフレイン。

 

 

 4月21日の金曜日、朝7時過ぎに高円寺搬入。9時帰宅。ネット作業後、明治古典会。2カーゴ弱買う。戦前、戦時下の教育関連のひとくち、片っ端から入札。風船舎さんの伝説の目録のアレの続き。「あの口にまだ続きがあったなんて」と驚く。ぼくのプランでは3時半に神田を出てのんびりと花園までサイクリング、途中定食屋にでも寄るつもりだったが、とんでもなくバタバタだった。会館で落札品を慌ててカーゴに積んでいるぼくを見つけた石神井さんが「東京戦争か」と笑っている。それでも落札できなかったものが10点以上。買えなくて、本当に良かった。全て落札していたら100万超えていた。危ない。2カーゴの落札品、段ボール11箱に詰め込んで発送。17時過ぎ神田を出て、自転車を飛ばし花園。お客さんは超満員だったが、制作サイドとしてはまだまだ物足りない様子。本日も空中ゴンドラ席は登場せず。  

 

 

 4月22日の土曜日、好書会。今回は完全に売れ残りのみ。新ネタなし。ここ3ヶ月で12個の展覧会のうちの11個目。こういう週を作らねばこなせないのだ。16時、高円寺出発。16時30分、花園入り。雨が降り出す。天気予報とはまるで違う本格的などしゃ降り。300個以上のレインコートを買い集めたらしい。おそらく新宿近辺の100円ショップや量販店からレインコートが消えたのではないか。雨が降れば劇団員、スタッフたちの仕事はさらに増える。何も千秋楽の前日の土曜日に降らなくても。去年の芸濃町の帰りもすごい雨だった。バスを待った深夜の名古屋駅を思い出す。2度目の石神井さんと少し話す。どしゃ降りのなか、秋浜さんはいつものように綱渡り。みんな、気づいているかな? 飛行機に気を取られて綱渡り気づいてなくない? 客入れに30分。客入れを終えたあとも雨は止まない。傘置き場の上のシートに溜まった水を「龍」の場面に合わせて落とすことになり中原さんと棒を持って「龍」を待つ。「龍」! 突く。大洪水。中原さんもずぶ濡れ。ぼくも脛あたりまでずぶ濡れになる。終演後、雨の中を自転車で帰る。手の感覚がない。冬山の遭難者が味わう寒さを想像する。それに比べれば大したことない。笹塚を過ぎてラーメン屋に入る。ビール、ラーメン。手の感覚が戻った。外に出たら、余計寒い! まっすぐ帰れば良かった…。風呂に入って思う。あの寒さの中、ずぶ濡れになった役者やスタッフは風呂に入れたのだろうか。どうか銭湯の熱い風呂に浸かっていてほしい。  

 

 

 4月23日の日曜日、千秋楽。素晴らしい天気。青空がこんなに嬉しいなんて。新宿に自転車で通うのも今日が最後。玄関にうず高く積まれた段ボール箱を掻き分け、新宿へ。花園の参道が心なしか浮ついているように見える。前芝居を目に焼き付けよう、大黒天が「悪いやっちゃなー」と挨拶する最初の登場シーン、あまちがここ新宿を睥睨する場面を。ラストシーンは皆で袖から見守る。森田さんがたまたま通りかかって、釘づけになっている若者にレクチャーしていたのがなんとも水族館らしくて可笑しかった。たまたま通りかかったその若者、舞台袖から見たラストシーンに本当に感動していた様子だった。きっと次回公演のときは見に来てくれることだろう。森田さんに御礼を告げて帰ってゆく若者、最後にいいもの見れてぼくも嬉しい。桃山さんの挨拶に万雷の拍手。打ち上げも明日からの解体に備えて、役者たちはほとんど呑んでる様子はない。左門さんは池に入り鯉をすくっている。大団円を迎えて尚そこがゴールではない。普通の劇団だったら、千秋楽の次の日に「劇場」を解体はしない。5階建てのビルほどもある劇場を解体する作業がどれだけ大変か、ぼくの想像力では足りない。その夜、神宮ではカープが逆転勝利で連敗脱出。  

 

 

 

 

 4月24日の月曜日、7時に高円寺。搬出。商品を仕分け、ネット用のみ自宅に運ぶ。梱包、発送、幼稚園迎え。やっと一息ついた頃、石神井さんからメール。ぼくの客入れしている様子を写真で撮ってくれていて、それを送ってくれたのだ。それは、実にいい写真だった。今週49歳になろうかというオヤジには見えない、ウブかったのである。

at 21:00, 古書赤いドリル, -

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出勤前

 散歩展が終わって、夜は水族館劇場。月曜日と火曜日は観る。それ以外の日はプチお手伝い。特に火曜日は素晴らしく、完璧だった。それにしても、公演前の準備段階から考えると団員の疲労度はいかばかりか。三重で一回劇場を作り解体、その資材を東京に運び3月24日から着工、公演中も開演前はメンテナンス、で、本番、閉演後はお客さんとの交流。想像しただけで倒れそう。  

 

 火曜日の閉演後は坪内さん、佐久間さん、そして石神井さんや月の輪さん、股旅堂さん、間宮さんら古本屋仲間と呑みに行ってえらく楽しかった。芝居の余韻もあり、尚更酒席が楽しかった。  

 

 夕方は新宿。早朝から「出勤」まで仕事。

 

 

 

 

at 13:17, 古書赤いドリル, -

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神の愚挙@新宿花園神社

 

 先週末は五反田遊古会、今週末窓展、来週末散歩展、ここまでがキツい。再来週末の好書会の週で充電して、ゴールデンウィーク初っ端の城北で5連チャンを締めるという今月のカレンダー。去年の夏、宮崎から帰京してからほぼ休みなく働いてこどもたちを何処にも連れてってないという申し訳なさもあり、ゴールデンウィークくらいは遊びに連れてこう、しっかり稼ごう、と。4月、プロ野球開幕、東都開幕。ユーロスペースでなんと『ウルボ』公開!絶対見逃せない。そんなこんなで今月も一段と忙しいのだが、今月のハイライトはもちろん水族館劇場の花園神社公演である。4月14日の初日まであと10日弱。先週、1日お手伝い、昨日は午前中だけお邪魔した。巨大な劇場が建った。こんな巨大な劇場を10日間の為に建てる、それだけでなんとスケールのでかい「愚挙」だろう。狂気に近い。一個の芝居を作る為に無償の肉体労働に勤しむ劇団員が皆「神」に見える。通常は3ヶ月くらい掛ける工程を今回は約3週間での築城とのこと。芝居の稽古の時間が全くないんじゃないだろうか?外野から余計な心配。まず劇場を建てることから始まる、そんな劇団は他にない。団員の無償の労働によって建てられる大仕掛の野戦攻城の完成が待ち遠しい。公演は14日から23日。たった10日間だけ新宿に出現する。

 

 

 

先週の火曜日はまだ桜も殆ど咲いてない。

 

 

 

空も少し冬っぽい。


 
骨組の向こうに明治通り。


 
1週間ぶりの花園神社は桜が満開寸前。季節が変わった。


 
資材は相変わらずいっぱい。


 
黒いシートで覆われた劇場。


 
マジ、でかい。


 
昼で帰るぼくにファニーさんがおにぎりを持たせてくれた。なんと缶ビールが入っていた。のどカラカラだったのがバレていたのだろう。2017年イチ旨いビール。


 
ファニーさんのおにぎり、涙が出るほど美味かった。やっぱり水族館劇場の人たちは神かもしれない、と思いながら食べた。

at 07:26, 古書赤いドリル, -

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泣いて謝る。

 拍子抜け、肩透かし…。「狂乱の23日」なんてテンション上がってたが、蓋を開けてみればいつもの木曜日。清宮対馬淵監督は雨天順延で明日に。WBCは日本敗退によりもう結果はどうでもよい。これはきっと証人喚問もつまらない結果になりそうだ。

 

 

 WBC、エラーがどうしたとかミスした方が負けとか、そんなのは敗因じゃない。打てなきゃ勝ち上がれないのは明白。日本が優勝した最初の2回と今回ではまるで違う大会。アメリカのピッチャー、みんな凄かった。あんな凄い投手を相手に送りバントで1点もぎとろうとしても…。山田哲人に送りバントなんてあり得ない。数少ないホームランを打てる可能性を秘めたバッターに送りバントさせてるようじゃ…。バッターが菊池だったら送りバントでもよかったけど。スモールベースボールという発想は忘れるべきだと思う。折角、山田や筒香や中田翔のような豪快なバッターが育って来たし、大谷や菅野や千賀、みんなでかい。機動力はいい、でも最早「スモール」にこだわる時代ではないと思う。というか「スモールベースボール」なんて云ってたら、あのアメリカの投手陣から点獲れないよ、と思った。  

 

 

 或る意味予想通りの敗退の姿に、証人喚問も政権与党の思惑通り、籠池という嘘つきのオッサンの狂言に帰結という「オチ」が垣間見えた。ぼくの理想はこうだ。安倍が泣きながら「籠池さんに百万円渡しました」と認めて首相辞任。何人かの閣僚が「口利きやったのはぼくです」と手を挙げて罪を認める。小学校の道徳の時間のように、誰もが自分に正直になって告白をはじめる…。松井や橋下も大阪で森友応援団であっただろうから、奴らのことも「売る」。みんな続々「売る」。安倍政権崩壊。これが理想。  

 

 

 さて、どうなるか。

at 07:44, 古書赤いドリル, -

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2017年4月14日より花園神社にて。

 これは手強いな…と思った。日曜日、TBSのサンデーモーニングの流れでサンジャポの森友学園問題報道を観ていたら、テリー伊藤が宣っている、「籠池なんかと安倍総理を同じ土俵で論じるのは失礼だ」と。ホリエモンは渦中の菅野完さんを「また訳の分からないのが出てきた」と評し、森友学園問題はかつて自分が巻き込まれた「偽メール事件」と同格と語る。さすがに司会の太田が、太田はちゃんと『日本会議の研究』を読んでいたようで、彼らにも分かるようにことばを選びながら諭していたのが面白かった。いや、面白がっている場合じゃない。この期に及んで、安倍やその周辺の連中の「犯罪」を追究しようとする気炎もなく、むしろ誰に頼まれたのでもなく無意識に「護ろう」とする連中がテレビにはウヨウヨしているのだ。テリー伊藤を観ていると、まさしく大政翼賛会、戦時中に嬉々として国家に忠誠を捧げたのはきっとテリーみたいな奴なんだろうなとつくづく思った。この問題、籠池という変なおじさんの「妄想」でした、というオチで終らせることだけは阻止せねば。  

 

 

 そんな手強いシールドで護られた「世界」の一角を壊すべく、新宿花園神社に水族館劇場が降臨。2017年4月14日から23日まで。5月の花園と云えば唐組、その唐組公演に先駆けて、水族館劇場の花園デビューである。驚嘆すべきは、本公演に備え、団員達はこの1ヶ月間、三重県にて劇場の「試作品」を作っていたという。「劇場」を作り、毀し、新宿の地にもう一度再構築し、そして毀す。そんな「準備」をする劇団が何処にあろう。新宿にたった10日間だけあらわれる蜃気楼の城を見逃す手はない。  

 

 

 3月末日より当店は5週連続即売会という過酷カレンダーに突入するが、4月のメインテーマはあくまでも水族館劇場『この世のような夢』である。

 

 

 

 

at 06:34, 古書赤いドリル, -

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狂乱の23日!

 先週はかなりハードで、両足こむら返りという初体験も。根性で大概のことは乗り切れるかと思っていたが、それは誤解だった。登山経験ゼロに等しい自分がいきなり「根性」だけで冬山を登攀できるわけはない。それでも古書愛好会は場で売れまくり、今週末は紙魚之会。  

 

 

 それにしても、近年稀に見るニュースの盛況ぶりじゃないか。主役は森友学園。どんどん面白い方に展開する。誰か放送作家がいるんじゃないかと勘繰りたくなるくらい。塚本幼稚園の存在をいち早く世に知らしめた菅野完氏が何故か囲み取材を受けている。籠池さんも政権にはしごはずされまくり、早くから自分を取材してくれている菅野さんに頼らざる得なかったか。昨日の野党代表の真ん中でピンと背筋を伸ばした籠池さんの姿には笑った。こうなると籠池さんには破壊力たっぷりの「爆弾」と化してもらいたい、籠池さんを応援してしまう自分がいる。それにしても、この森友学園問題、インパクトはロッキード事件に匹敵するんじゃないか?それは大袈裟か。でも、安倍政権が斃れたら…。破壊力はロッキード事件に相当?ロッキードの児玉隆也、森友学園の菅野完、大疑獄には主役を張るジャーナリストが欠かせない。  

 

 

 さて、23日は狂乱のニュース祭りになる可能性がある。WBC決勝に日本が進んだ場合、午前10時試合開始。日程が順風ならば23日の午前中に清宮早実対馬淵明徳。籠池さんの国会証人喚問は何時かわからないけれど、ある。23日までにテレビをあと2台買う。

at 06:53, 古書赤いドリル, -

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千載一遇のチャンス到来!

 何処かで聞いたことのある名前だな、と思っていた。西武の森友哉をすぐに連想してしまうのだったが、あの!塚本幼稚園の母体と知って、これヤバいじゃん!と興奮した。ついに千載一遇のチャンスが来たかもしれない。菅野完のその著作で塚本幼稚園のことを知り、その後、東京新聞の記事などでもそのヤバさがたびたび伝えられてきた塚本幼稚園の母体が「安倍晋三記念小学校」を作ろうとしていたとわかればあらゆることに合点が行く。安倍はもちろんのこと「武力衝突」の稲田はじめその周辺にはうじゃうじゃと政治家が蠢いている。このチャンスをものにできなかったら野党を名乗る意味はない。今週のSPA!はいつも以上に待ち遠しく、案の定菅野さんのコラムはそのネタにも触れているし、それだけじゃない。モノクロでも塚本幼稚園をプチ特輯。菅野さんが書いているように、国有地払い下げという問題以上に、レイシスト学園を安倍総理夫妻や防衛大臣が支援していることの重大さ、レイシスト学園の教育理念を掘り下げなければ「事の重大さ」には辿り着かない。というか、その尻尾を逃しかねない。この国の総理、この期に及んで尚支持率をプチ上げてしまうプチモンスター総理の「綻び」をなりふり構わずつつき回して欲しい。 「辻元 頑張れ」。 塚本幼稚園の運動会の宣誓文風に締めてみた。今週のSPA!、2月28日号の菅野さんの記事を是非読んでもらいたい。そのヤバさをみんなで分かち合いたい。そんな気分だ。

at 07:05, 古書赤いドリル, -

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