<< サングラス | main | Shout! >>

プロレタリアートの星だ!

 2015年も半分が過ぎた。6月最終週に三つの展覧会が重なり、想像を超える悲惨な結果を生んだ。時間を巻き戻したいと思いつつ、仮に時間が巻き戻ったところで仕入れ代が湧き出る筈はなく、結果は同じかもしれないから意味ないかと思い直す。619日に水族館劇場が静岡で1日だけの公演をやると知り、行きたいなーとワクワクしていたが実際はそれどころじゃなかった。スナックバロンの傍だったので芝居のあとはバロンで呑もうかななんて思い描いていたがすべては幻に終る。新宿梁山泊が「二都物語」をやっていたからそれも観たかったけど、最終週に重なり行けずじまい。いろんなことを我慢しているが、事態はいっこうに好転しない。むしろ悪化している。

 

 昨夜カープの薮田がプロ初勝利。薮田は亜大出身。亜大時代の四年間、ほぼ登板の機会はなかった。150キロで素材は久里や山韻鯲燭阿箸良照修海淑垢韻鼻△海里椶ですら一度も観たことのないまさしく幻の投手。岡山理大付→亜大コースはソフトバンクの高田、カープ久里といっしょ。体格は久里によく似ている。噂の150キロをまさかカープのユニフォーム姿で見れるとは…ぼくも昨夜はほんとうに嬉しかった。52失点で勝利。大学4年間で1勝もあげられなかった投手が初登板で初勝利!薮田の大学4年間はそのまま亜大の黄金時代と重なる。東都6連覇中に、薮田が投手として貢献することはなかった。もし薮田が地方の弱小大学だったらプロ入りできたかどうかはわからない。高校時代もほぼ実績なし。岡山理大付→亜大という強力なパイプもあり、また亜大では東浜久里山韻箸い辰織疋薀侫噺補が常にブルペンにいたおかげでスカウトから見放されることはなかった。山韻防蕕韻覆い茲Δ奮萍を後半戦で薮田が見せてくれるならば、カープの巻き返しに益々期待が持てる。いちどは諦めた2015年だけど、まだ2.5ゲーム差なので諦める理由がむしろなくなった。ちなみに東浜と同期だった飯田も社会人を経てカープ入りし、貴重な左腕リリーバーとして頑張っている。岩本は1軍に上がれそうもないが、亜大軍団の活躍はもうひとつの楽しみだ。

 

 それにしてもDNAの山韻砲靴蹇¬田にしろ、母親の力って凄いなーとあらためて思った。山韻魯侫リピン人のお母さんに育てられ、帝京から亜大に。薮田は離婚してシングルマザーとなった母親が弁当屋やタクシー運転手など恐らくボロボロになって働いたお金で私立強豪の岡山理大に進み、さらには東京の大学にまで進学した。奨学金を利用したとしても、母親たちの苦労は凄まじかっただろうなと想像する。山韻魯泪Ε鵐匹燃萍する姿を見せられ、ジャパンにまで選ばれるような存在だったからまだしも、薮田の胸中は常に苦しかっただろう。母親に無理させて亜大に進学したものの、マウンドに立つことすらできずリハビリの日々。カープの指名によって、そして昨夜の初勝利によってやっと母親の十何年間の「応援」に応えられたのだ。カープのスカウトも投げられない薮田をよくぞ2位で指名したものだと思う。他の球団が下位指名をしてくるという読みもあったに違いない。だが何よりも薮田は上位指名すべき逸材と信じたスカウトの情熱だろう。古本屋の入札といっしょだ。いいものを高く買う。「これはを高く買えるのは俺だけだー」なんて、新左翼の資料が出てきた時に思ったりする、挙句負けたりするんだけど。母親の苦労とスカウトの情熱に応えた見事な初登板初勝利の余韻を未だ引き摺る朝である。

at 07:40, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

comment









trackback
url:http://blog.aka-drill.com/trackback/651