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野火を観た、取り急ぎ。

 映画『野火』を観た。塚本監督が『野火』を撮ると聞いて興味を憶えた癖に既に公開していたことを知らず、慌てて今週観に行く。観客席には若者ばかりとニュースでは伝えていたが、高齢者が多かった。恐らくぼくのように最近になって映画のことを知ったのだろう、塚本監督作品にはちょっと不釣り合いな老人たち。さて、『野火』。途中からグッとよくなって、特に殺戮シーンは素晴らしかった。もっともっとグロいシーンが続いて欲しかった。そういう意味ではやや物足りない気も。ラストの大岡家はいらなかったのでは?現地人の憎しみのまなざしがそのままエンディングのほうがよかったような…。

 

 現政権を明確に批判する目的で作られている映画。チラシに掲載された監督のメッセージも直截的だ。

 

 佐野さん余波。絶対誰かが云い出すだろうと思っていたが、1964年東京オリンピックのエンブレム礼讃。再利用しようとまで云い出す輩。ただの日の丸じゃん!そう考えると、1964年のときは「東京オリンピック」と云いつつオールジャパンだったのか。今回、佐野さんのモチーフは「T」、あくまでも東京である。佐野さんのエンブレムには手練感がある。事務総長(だったか)は「展開案が素晴らしかったから」と佐野さん案採用の理由を説明していたが、佐野さんのいかにも広告代理店的な発想に彩られたそのアイデアを選ぶ側の視点もまたそれに侵されているのだろう。佐野さんにも問題はあるが、キャッキャキャッキャと東京オリンピックに浮かれていた奴らのセンスなんてたかが知れてるわけで、所詮はありふれたデザインしか選ぶことはできないだろう。もしくは懐古趣味。なんとまあ保守的な人達か。論外は「子どもにデザインさせろ」みたいな意見。選考する側の視点が面白くて野蛮ならば必ず面白くて独善的なアイデアが見つかる筈だ。

 

 橋下のヤケクソ会見みたいなのをチラ見した。さすがに大阪市民もこんなの相手にしないよなあ、と思いたい。「野党再編」を叫んでいたが結局は「安倍応援団」を作りたいだけ。大阪から国政をどうこうしたい、ってただの言葉遊びに興じているようにしか見えない。佐野さんエンブレム問題と根っこは一緒だ。安倍の「美しい国」云々、或は東日本大震災後の「絆」云々もそう、上滑りな言葉を操ってそれに満足しているうちに何というか空っぽの国になりつつある。元々空っぽだったのかな。

at 12:03, 古書赤いドリル, -

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青い炎, 2015/09/09 11:55 PM

先輩、恐れながら、言葉遊びさえ出来ない我が国の政治家を憂いているのですが。
むしろ、彼は自分を愉快にしてくれると意味において頼もしく見えてしまう自分はクズですか?
平成の甍を築く指令を出せるのは一体何処に?
先輩のご意見参考にさせていただきたいです。










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