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チャレンジ

 50歳にして最大級のチャレンジ、自分の体力の涯てを見極めるべく。  

 

 

 先週の土曜日、窓展が終了し一息ついた。その窓展の週の日曜日から搬入日である木曜日も含めて、合計5日間、稀な体験をした。  

 

 引越し屋にも断られたお客さんの荷物の運搬を請け負った。働き方改革などいろんな理由で引越し屋は断ったが、そのお客さんが障害者であることと受け入れ先が不確定であること、さらに日程が限られていることなどが主な「お断り」の要因だったかと思う。  

 

 

 しかし、完全に甘く見ていた。本の量は分かっていたつもりだったが、ハイエース満載5往復分あった。つまり千本くらい。その量の本をそもそも隙間のない何万冊もの蔵書がある家に無理やり押し込んでゆく。  

 

 

 家具も想像を超えていた。蔵書家とゴミ屋敷の主人は紙一重であると思った。狂気と向き合うことがこんなにしんどいとは。カセットコンロが次々湧いてくる恐怖。無用の卓袱台が湧いてくる恐怖。ハイエース満載10往復。独り暮らしの60オーバーの男性なのに五人家族並みの食器があり、料理をしない障害者なのに尋常じゃない量の調理道具があり、ゴキブリホイホイひとつ棄てない。  

 

 

 5日間、朝7時から夜9時まで、昼飯も食わず積み運び下ろし続けた。完全に一人でやりきった達成感よりも、最後は「狂気」から逃れたいと苦しくなった。  

 

 

 ただ、自分の体力はすごいと改めて思った。窓展搬出が終わった夜は「疲れたなー」と多少の感慨はあったが、翌朝も早朝5時から普通に働けた。  

 

 

 腰をやられた。

at 12:09, 古書赤いドリル, -

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