昨日の結果より

 相変わらず野球漬けの日々である。高校野球とプロ野球、ハードディスクの整理が大変。ここ数日は女子プロボウリングに戦争関係のドキュメンタリー番組、闇金ウシジマくんなどの録画もあるので毎日の整理が尚のこと欠かせない。今日は第三試合の東邦対光星学院が凄い展開になった。東邦は愛知県大会の大一番、享栄高校戦でサヨナラを演じている。ずっとネットでチェックしていて9回表の時点で2対1で負けてたから、藤嶋君最後の夏は甲子園で観れないかなと諦めてたら、画面更新、サヨナラ勝ち。試合を観ていた訳ではないけれどこのチームはこういうことができるチームなんだなと思った。なので今日の最終回も4点差だけどちょっとワクワクしていたのだ。なにせ選手のテンションがやたらと高い。往年の駒大苫小牧がこうだった。駒大苫小牧の初優勝のとき、済美の上甲監督が試合後「球場全体が駒大苫小牧を応援しばじめてきつかった」というようなことをコメントしたいと記憶している。ぼくもその翌々年の夏、鳴門工業戦の大逆転劇で駒大苫小牧が球場を支配するのを目撃した。早実との決勝戦ではその「空気」は早実の味方についたらしいから、「空気」は厄介である。で、今日は第1試合に三重県勢、第2試合に岐阜県勢、第3試合に愛知県勢と東海地方の代表校の試合がセットされていたため、恐らく観客席はどちらかと云えば「東邦」寄りになる素地があったと想像する。光星学院の投手の球は吸い込まれるように甘くなり…セーフティリードと思われた4点すらあっという間に追いつかれた。藤嶋君が凡フライに終ってからの逆転劇は見事。球場の雰囲気もあったけれど、東邦のチーム力、逆転劇を生む底力があるチームであることは間違いない。今大会、個人的には常総学院が優勝候補最右翼とにらんでいる。それは茨城県大会の決勝戦、ポスト中田翔と評される明秀日立の細川君を完璧に抑えた鈴木君も凄いと思ったが、キャッチャーの三塁への悪送球で「同点か!?」と思われた次の瞬間、レフトが既に三塁線上におり完璧なバックホームで本塁タッチアウトにしたのに驚いた。バックアップの隙のなさ、返球の完璧さ、試合後のキャプテンの優勝インタビュー、今年は常総か?と思わずにはいられなかったのである。神奈川県大会の横浜も3試合くらいテレビで観たが、いつもの横浜高校だった。個々の選手能力は群を抜いている。しかし、今日は履正社に敗れた。優勝候補対決の言葉に文句はないけれど、次戦の履正社の相手が常総学院に決まり、個人的にはここが今夏の常総の本領を推し量る絶好のチャンスと思っている。横浜高校がまったく捉えられなかった寺島君、常総打線だったらどう攻略するだろう?かなり興味深いです。作新学院、花咲徳栄と常総学院、東邦、秀岳館…全チーム観たなかではこのあたりが上位を狙えそうな気がするが、打線の破壊力では盛岡大付が横綱。まあ、夏の甲子園はそんな予想も殆ど意味がないので明日からも見守るのみ。

at 12:10, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

劣化のリニア

 またしても、安倍チルドレンの犯罪である。ビューティフルジャパン!!!植松の殺害後のメッセージは、安倍の謳う「美しい国日本」に呼応したものである。安倍の打ち出した「1億総活躍」からはみ出さざるを得ない存在、「日本国」に貢献できない存在を排除するのが植松なりの安倍政権への「アンサー」だった。犯罪は社会を写す鏡、という言葉をあらためて再確認する。  

 

 

 都知事選、小池圧勝。鳥越3位。まあそうだろうな、と思う。石田純一のほうがまだマシだったかも。「都政を取り戻す」という酷いキャッチを見た時点で負けを確信(奇しくも桜井とほぼ同じキャッチコピーだったことには失笑した)。「女性スキャンダル」なんか勝敗の行方を全く左右してない。民進党の一部は野党協力を疑問視し、共産党を「毒まんじゅう」呼ばわりしているようだが、「毒まんじゅう」はむしろ民進党だ。民進党は民進党の中に巣食う「安倍シンパ」と訣別して「一兵卒」から出直した方がいい。今回の都知事選で気になっていたのは桜井の「順位」。下手したら4位に入るのじゃないか?結果は上杉隆に次ぐ5位。上杉隆に負けた点はホッとしたが、得票数は10万オーバー。鳥越さんが130万くらいとして13分の1。「ヘイトスピーチ」をそのまま「選挙公約」に置き換えて10万票。奴らの主張によれば、自分たちは「弱者」で在日朝鮮人や中国人によって我々は苦しめられることになっている。「弱者」と「強者」の転換。これは植松にも通じている。植松は「重度障害者の世話が大変で苦しんでいる人がいる。その苦しみから解放するために重度障害者を殺す」というもの。植松は障害者を「弱者」として認識できなくなっていたと推測する。在特会に代表される最近の「愛国」系団体も「これ」、「弱者」は自分たち、搾取しているのは海外の「被生活保護者」だ…みたいな。この構図、今回の都知事選の発端になった舛添バッシングにも透けて見える。舛添の数十万(積み重なればもっとあるだろうけど)のホテル宿泊費や書籍購入費には敏感なのに、安倍が打ち出している何兆円何十兆円の無駄遣い「リニア」には妙に鈍感だったりする。「リニア」はどう考えてもいらない。たぶん完成しないだろう。一時的にゼネコンやJR東海が潤うだけじゃないか?予め「トマソン」化を宿命められた建造物。「強者」と「弱者」を見定められない鈍感さ、本来の「敵」や眞の「危機」を察知できない思考の鈍化、退廃。それは例えば「ヘイトスピーチ」を「表現の自由が侵される危険がある」と主張してしまう愚鈍ぶりとも通底する。「表現の自由」と「人としてNG 」の境目くらいはわかるだろう、と思うのだが、そういった感覚すら劣化の一途を辿っている。この加速化する「劣化」「鈍化」の行き着く先は何処?

at 07:57, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

久しぶりにワクワクしている。

 夏の甲子園出場校が出揃う。ネットの記事で「今年は予選で波乱が多い」というものがあった。東海大相模、花巻東、早実、敦賀気比、大阪桐蔭が負けた云々。いやいや、毎年こんなものだろうと思う。例えばその記事に列挙された上記の高校について。この10年間の甲子園出場回数、東海大相模3回、花巻東6回、早実3回、敦賀気比3回、大阪桐蔭6回。常連と呼べるのは花巻東と大阪桐蔭くらいのもの。岩手代表は盛岡大付で、この数年岩手は花巻東と盛岡大付がテレコで出ていることからある意味順当な結果。大阪だって今年は履正社が最優勝候補で圧勝で勝ち上がったことから、こちらもむしろ波乱がなかったと云うべきか。西東京の八王子初優勝はニュースだが、八王子高校は強豪校だから不思議ではない。全国見渡して「おおっ」と驚いたのは山梨。好投手と強力打線の東海大甲府を決勝戦でも簡単にねじ伏せた山梨学院大付。清峰高校の吉田監督が母校の付属校の指揮を執ってから3年、ついに夏の甲子園デビュー(センバツは1回ある)。強力打線がどれほどのものかワクワクしている。履正社の寺島、創志学園の高田、花咲徳栄の高橋、木更津総合の早川、作新学院の今井など好投手がいっぱい。昨日、横浜と東邦の出場が決まりまさに「役者は揃った」。横浜は強烈なタレント軍団。藤平も凄いが左腕の石川も凄い。2年生の清宮世代の増田もとんでもない逸材。慶應の正木も2年生だし、神奈川は来年も屈指のタレント王国である。東邦の藤嶋はキャラ的にナンバーワンだ。その他、広島新庄の堀、近江の京山、常総学院の鈴木など、今年は本当にスター候補生が目白押し。久しぶりに全試合録画しようと思ってる程期待値が高い。もちろん、明徳義塾の優勝を願っている。今年も例年通り小粒の明徳が強豪校とどんな戦いをするか、馬淵監督の采配はほんとうに楽しみなのだが、今年の顔ぶれを見ると勝ち上がってゆくのは難しいかも。ずっと応援している小針監督の作新学院、福島聖光学院の上位進出にも大いに期待している。

at 10:28, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

東京報告会

 最近、ニュースの風化が一段と速くなったような気がしている。今日は都知事選だが、そもそもの発端を忘れかけている。舛添さん、いまはひっそりと何処かでヤフオクやってんのかな…。今回の都知事立候補メンバーがひどすぎて、つくづく舛添さんの方がまだよかったと思ってる人は少なくないのじゃないだろうか。まあ、誰でもいいが、桜井だけは絶対NGだが、小池も正直嫌だけど、都知事なんかいなくても都政はまわるわけで、まあ小池対増田の一騎打ちになるのでしょうか。このあと投票に行く。  

 

 

 今日は水族館劇場の芸濃町公演の東京報告会第二夜@古本遊戯流浪堂さん。昨夜は南青山で開催されたのだが、示唆に富んだ話が多く非常に面白かった。エコノミークラス症候群寸前、3時間の体育座りは苦行だったけど。藤田直哉さんという若い作家がトークショーに出席していて、藤田さんの切れ味の鋭い言葉の数々が水族館劇場の特異性や現在のポジジョンをあぶり出していたように思う。今夜はぼくと同じ南部支部の古本屋である流浪堂さんで行われ、ぼくも「芸濃町公演の感想」を喋ります。注目は翠羅臼さんが登壇されること。曲馬館の翠さんと桃山さんのトークセッションはどんな展開に、どんな結語を迎えるのか。

 

 

 

at 12:47, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

スピーチ

 都市対抗はトヨタ自動車が初優勝。トヨタは日本選手権ではちょくちょく優勝しているのに何故か都市対抗での優勝がなく、やっと黒獅子旗を獲った。驚くべきは日立が初の決勝進出だったこと。破壊力のある打線も決勝ではトヨタ佐竹の前に沈黙、大応援団の手前2〜3点は取らせてあげたかった。トヨタの1、2番が亜大の藤岡北村だったため、ずっとトヨタを応援していた。藤岡は来年行けるかもしれない。外野へのコンバートが奏功。日立の田中広輔弟の俊太もよかった。JR北海道では亜大出身の本間が頑張っていた。打席での構えが最高。記憶に残り続ける選手だと思う。チームとしては西濃運輸のベンチが印象的。山形のきらやか銀行が大善戦。HONDA鈴鹿では中村毅がらしさを発揮していた。HONDA熊本では浜岡と今村が相変わらず頑張っていた。亜大出身選手を追っかけて全試合録画観戦した。もちろん東京ドームに来られなかった選手がいっぱいいる。中田亮二は補強選手として王子にスタメン出場していたが活躍できなかった。  

 

 

 それにしても優勝したときの佐竹の挨拶が素晴らし過ぎて感動。これだけの選手、プロ入りしていたとしてもそれなりに活躍はしていただろうに。少なくとも後輩佑ちゃんよりは。いろいろあったんだろうな、と思う。佐竹の将来が楽しみだ。トヨタの監督、早稲田の監督、日本代表監督、いろんな選択肢がありそう。トヨタの役員すらあるのじゃないか。

at 21:45, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

ベストテン

2016年、今年の地方大会ぼくの10大ニュース。

 

 

1. 岡山大会決勝のミスジャッジ。ニュース映像を見ると明らかにファウルだった。1塁塁審は自信なさげにアウトのジャッジをしている。恐らく1塁塁審も「ファウルかな?」と思っていたはず。しかし歓喜の玉野光南ナインの輪に割って入るのが気が引けたか。もし、創志学園のバッターがアピールしなかったらそのままゲームセット。玉野光南の甲子園出場が決まっていた。打者が必死に審判に訴えて、何故か審判団は数分間も協議をする、そしてファウルで再開。玉野光南の選手たちは「甲子園が決まった」と大喜びしたあとに、いちどは整列までしたのに、もういちど守備位置について「仕切り直し」。涙を流しながら審判の協議を見守っていた選手がヒットを打って、そこから逆転。創志学園の甲子園が決まる。高校野球に於いて誤審はつきものだ。もう少し気軽に審判にアピールできる雰囲気を作るべきだろう。高校野球はミスジャッジがこんなにも多いのに、選手や監督は黙ってろと云わんばかりの、「審判絶対」主義が罷り通っていることこそが問題。「絶対」として存在しなきゃいけないというプレッシャーが、今回のように審判員を硬直させ「どうしていいかわからない」とまごつかせてしまうのだ。

 

 

2. 高知大会で高知高校と土佐高校が準々決勝で敗退の大波乱。高知大会は全国屈指の「鉄板」トーナメント。高知高校と明徳義塾がほぼ毎年決勝で対戦する。強豪ベスト3校のうち2校が準々決勝で負けるとは。

 

 

3. 関東一高、2球でサヨナラ。修徳戦。1球目で同点ホームラン。2球目で逆転ホームラン。こんなの聞いたことない。

 

 

4. 広島大会。長身左腕を擁した広陵が久々に来そうな予感があったが如水館に10対0で敗戦。今年の如水館はかなり強いなと思ってたら決勝で広島新庄にやられた。迫田兄弟が相変わらず広島の野球シーンを引っ張っている。

 

 

5. ぼくのサラリーマン時代、最も仲のよかった広告代理店の友人の母校八王子高校が清宮早実に勝った。そして遂に八王子高校が甲子園出場!

 

 

6. 花咲徳栄の橋昂也が凄すぎる。埼玉大会を無失点で駆け上がった。奪三振率も驚異的、今秋のドラ1は固い。

 

 

7. 報徳学園が市立尼崎に負けた。今年も永田監督の野球を甲子園で観れないのがとても残念。

 

 

8. 福島聖光学院夏10連覇。ちょうど携帯で中継を観はじめた8回裏、2点差で負けていたのだが、一気に逆転。今までも何度も福島大会で奇跡の逆転劇を演じている聖光学院が今年も甲子園出場。斎藤監督の作るチームいつもスビリチュアルだ。

 

 

9. 慶應の正木という2年生がヤバい。清宮世代。東海大相模との準々決勝で2本の特大ホームラン。上田監督勇退後初の甲子園なるか?

 

 

10. 明徳義塾優勝!今夏も馬淵監督に会える。

at 16:26, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

Deadlock

 先週末の五反田は予想通りワーストに近い売上だった。ほぼ何の準備もせず、新ネタもほぼ投入せず望んだ。撤収後、自転車での帰路が気持ちよかった。CANの「Deadlock」、wedanceの「Ready?」、花電車、ゆらゆら帝国などを聴きながら。最近、花電車の初期2枚のアルバムの数曲をちょくちょく聴いているが、花電車はいまも全く色褪せてない。帰宅したらオールスターがちょうど終ったところだった。麦とホップを2本呑んだ。  

 

 

 次の即売会は城北展で8月5日と6日。ずいぶん空くので嬉しい。都市対抗がはじまったので、日中はずっと都市対抗を観ながらネット作業&梱包。時々高校野球を観たり。日曜日までは日米大学野球もあり、2台のハードディスクをフル活用。日米大学野球では、日本選手の打てなさ加減が際立っていた。それでも3勝2敗でかろうじて優勝。アメリカチームはほぼ2年生、それくらいのハンデでやっといい勝負ができている感じ。投手力は互角だったろう。身長170センチそこそこの立教の田村、報徳学園の1年生のときの愛らしさの面影なく、むき出しの闘志で投げ込むストレートは魅力的だった。日ハムの谷元のようなリリーバーになれる可能性を秘めていると思う。東大の宮台もいままでの高学歴投手よりワンランク上の能力がある。体格で見劣りするが、その分伸びしろがあるわけで、当然来年のドラフト候補になるだろう。今年の1番人気は創価大田中だと言い続けて来たが、田中の故障によって混沌としてきた。東ガス山岡、明大柳、桜美林佐々木、中京学院吉川…あたりも複数の指名が入るだろうし。カープは当然山岡だとは思うが、明治の柳もいいなあと最近は思っている。なにせ今年は野村が素晴らしい活躍をしているので明治の柳が欲しくなってきている。阪神は吉川か。日大の京田も魅力的だがバッティングは時間がかかりそう。阪神はポスト鳥谷をどうにかしなきゃヤバいだろう。老婆心ながら。  

 

 

 いま、夜はほぼカープの試合を観ている。一昨夜は新井のサヨナラホームランに歓喜し、昨日はドラゴンズ大野をまさかのノックアウト。こんなに強いカープはファン歴40年だけどちょっと記憶にない。もっとも昔のことは殆ど覚えてないけれど。打線の破壊力と守備力が際立っている。新井の攻守における活躍がカープに安定した強さをもたらしている。最近の新井は山田哲人より「怖い」かもしれない。昨年からアベレージは残しつつ大きいのはあまりなく、年齢的に仕方ないとホームランは期待してなかったのが、ここにきてホームランを量産していて、しかも「ここで打って!」と願っていると必ず打ってくれる。優勝したらMVPは100%新井だろう。  

 

 

 参院選の敗北、秋葉原事件を模した様なニースの惨劇、トルコのクーデターなど暗澹たるニュースの洪水に抗するようなカープの快進撃。今夜も試合開始が待ち遠しい。今夜は大瀬良の今季初登板。

at 07:40, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

ふたつの大敗

 開票より2時間前。甲子園球場。タイガースとカープの3連戦。カープが2勝して迎えた第3戦。連夜、試合が終わる毎にヤフコメ欄に書き込まれる金本への罵詈雑言。初戦で藤浪に161球を投げさせたことによって更に火は炎え盛った。ぼくは藤浪が好きなので晒しものにされるのは辛かったが、恐らく「ちゃんとブルペンで投げ込んでるのか」という意図だったように思う。この日の岩貞は先のふたりより更にひどく、初回はまったくストライクが入らない、絵に描いた独り相撲で試合開始1時間で勝負は決してしまった。藤浪に161球投げさせたことへの「回答」をそこに見た。2回終って8対0。カープファンのぼくとしては最高の試合展開ということになるが、タイガースファンにしてみれば「誰を怨めばよいのでしょうか」。もちろん、金本しかいない。ファンは得てして選手を最後の最後までかばいたいものだ。よくわかる。昨年、その場の「餌食」になったのは緒方監督だった。緒方監督への罵詈雑言の嵐。前年監督の野村謙二郎も大抵糞味噌に云われたが、「ノムケン時代はよかった」と云ったコメントも溢れた。ファンとはなんと恐ろしい存在なのだろう。今年の5月頃、金本阪神は若手を起用して意外にも検討していた。その頃、「今年は育成の一年としてAクラスさえ期待してなかっただけに嬉しい」と云った金本賞賛の嬉々とした聲が溢れていた。タイガースファンがあれだこき下ろされていた和田前監督を持ち上げる聲まで散見した。「何もしない和田のほうがよかった云々」。なんて身勝手な存在なんだ、ファンって奴は。もちろん、俺を筆頭にして。金本は元カープだ。いつカープの監督になって欲しいとさえ希望していたからタイガースの監督などという「苦行」をまさか引き受けるとは、当時驚いた。金本も今日の日が来ることをわかっていたはずだ。金本はいままさにゴルゴダの丘にいる。ここは通らなければならない場所であり日々である。世界はいままさに過渡期なのだ。金本が目指す「超変革」の地平に向けて、金本の「過渡期世界」はやっと端緒に辿り着いた。衆愚の突き刺す刃によって命を落とすのか、「ここ」を乗り越えるのか。緒方監督も昨年は地獄の底を歩く心地だったんだろうなあ…、常にストップウォッチ(?)を握りしめて離さない、決して笑うことのない緒方監督を見ながら、そう思う。  

 

 

 いまは「過渡期世界」なのだ。選挙速報は最早見る必要もなかった。

at 15:29, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

内乱

 金曜日、石神井書林さんと月の輪書林さんと早稲田大学大隈講堂へ。只今演劇博物館で開催中の「あゝ新宿―スペクタクルとしての都市」展の関連イベント「新宿1968-69 ドキュメンタリー/ハプニング/ジャズ」を観に。山下洋輔の『DANCING古事記』のプチ再現に期待が高まる。田原総一朗の当時のドキュメンタリーは数年前にテレビ東京で放映していたしDVDにもなっていたので代表作はあらかた観ていたが、「新宿らいぱっぱ」(?)と「木島則夫ハプニングショー」はもちろん未見。画像の粗さに比して音質は妙にクリアで高音が耳に痛い。この当時のドキュメンタリーを観る時にいつも思う、「何でみんなおんなじ喋り方をするの?」。新宿は面白い町だったのだろうがそこに行き交う人たちすべてが個性的で面白かったわけではない。「新宿らいぱっぱ」には「アリババ」が出ていた。新宿三大フーテンにも数えられない地味なフーテンである。髪型もふつうでプチブルな雰囲気が滲み出ている。藤田敏八の『野良猫ロック 暴力集団’71』は新宿のフーテンたちが主役だ。開発中の新宿西口をねぐらにする原田芳雄たち。「らいぱっぱ」でも西口の建設ラッシュの高層ビル街で遊ぶフーテンたちの姿がある。もう少し「町並」が観たいのにと、もう少し俯瞰して欲しいのにと、いつも(この手の映像を観ていると)ストレスが溜まる。田原総一朗のドキュメンタリーは大抵そんなに面白くないのだが、目の付け所が凄い。デビュー前の三上寛を撮ったり。何より人が面白い。第二部は山下洋輔の演奏で開幕。これが素晴らしくて息を呑む。シルエットは「老体」風なのに指先は現役バリバリで悪魔的に「速」くて「自由」だ。かっこいい。トークでも山下洋輔の語り口が心地よく、かっこいい「大人」だなーと惚れ惚れした。宮沢章夫の話をもっと聞きたかったけど、予想通りトークショーは田原節全開だった。面白かったから全然OKなのだが。終盤トークショーは何故か政権批判のノリになる。会場全体が護憲集会みたいなノリになり妙な一体感が生まれていたのがいちばん面白かった。たぶん千人を超す超満員の大隈講堂が「反安倍」で心一つに。不思議である。世の中の趨勢は安倍の圧勝なのに、ここにいる人たちは100%「安倍」不支持だ。石神井さんにその疑問をぶつけると「そりゃそうだよ。1968年69年の叛乱をテーマにしたイベントに来る様な人たちなんだから」。アメリカでは黒人がまたしても白人警官に射殺され、「報復」とばかりに警官5人の射殺事件が起きている。アメリカで内乱の予感である。この國も安倍支持か不支持かで「戦争」勃発?  

 

 

 ぼくは高校時代、山川出版の日本史の教科書よりもPARCO出版の『唐組 状況劇場全記録』を繰り返し読んでいた。1969年1月、花園神社を追われた紅テントは新宿西口広場で都の職員や機動隊に包囲されながら芝居を強行する。陽動作戦で敵を攪乱してテントを一気にたてたのだ。そんな歴史に興奮した。「やがて新宿ハラになる」と新宿を捨てた唐十郎と状況劇場。その頃の「由井正雪」に扮した唐十郎が今回の企画展のポスターにアイコンとして登場していて、これが素晴らしくかっこいい。石神井さんは笑う「自分たち(新宿区)が追い出した唐十郎も、いまや古きよき新宿を語る上で欠かせない宝みたいなもんでさ」。後援は新宿区だった。

at 08:56, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -

2日前

 古書愛好会はナチス関係の洋書で棚を埋めた。

 

 

 

 

 

 壮観。  

 

 

 撤収後、シルバーゼラチンさんと呼び出された風船舎さんと3人で久々に呑む。喋りまくる。かなり楽しい夜だった。風船さんの次なる目録は「占領期」、いつ出すべきかなど外野からワーワー云う。ぼくもゼラチンさんも心待ちにしているのだ。  

 

 

 来週末まで即売会がない。心おきなくネット作業ができる。即売会は減らして行こうと思う。運送費が半端なくかかる。勿体ない。  

 

 

 早くも投票日が近づいている。今回、またしても安倍自民党の圧勝が予測されている。これはもう、行き着くところまで見守るしかないのかもしれないな、と思う。最早この国の多勢の関心事は「不倫」「ホテル三日月」「シャブ」の3つしかないのだろう。  

 

 

 『SPA!』の巻頭連載がこの前から菅野完になった。これは編集長の大英断。勝谷の連載を切ったことも大いに評価したが、今回もいい選択である。まだ2回だがいずれも面白かった。  

 

 

 東京電力の「炉心溶融」問題も相当面白そうなネタなのだが、もうひとつ盛り上がってない。いずれにしろ、維新残党の口車に乗って「民進党」などというマイナーな名前に参院選前に改名した日から明後日の「惨敗」は予感できていた。  

 

 

 ここから先の5年10年、EU離脱、憲法改正、トランプ、フランス大統領選etc、マジで面白すぎる。

at 11:13, 古書赤いドリル, -

comments(0), trackbacks(0), - -